多様なベジタリアンのスタイルとその背景

こんにちは、みほ(@natuluxe_jp)です。

ベジタリアンという言葉はご存知の方が多いかもしれません。しかし、ベジタリアンにも多様なスタイルがあることはご存知でしょうか?「具体的に何を食べて何を食べないの?」という疑問は多くの方が持たれていると思います。

今回は、多様なベジタリアンの食スタイルを掘り下げてみましょう。

ベジタリアンのスタイル一覧(食べるもの・食べないもの)

さて、スタイル別に摂る食べ物の違いを見てきましょう。ヴィーガンを含め、ベジタリアンは主に以下のように分類されることが多いです。

ヴィーガン

完全な菜食主義者で、肉類、魚介類、卵や乳製品、ゼラチン、ダシ、動物油脂、はちみつなどの動物性食品を一切摂らない厳格なベジタリアン

ラクト・ベジタリアン

肉類、魚や貝、卵は摂らず、牛乳、チーズ、ヨーグルト等の乳製品へ摂るベジタリアン

オボ・ベジタリアン

肉・魚・乳製品は摂らず、卵は摂るベジタリアン

ラクト・オボ・ベジタリアン

肉・魚は摂らず、乳製品や卵は摂るベジタリアン

ペスクタリアン(ペスコ・ベジタリアン)

肉は摂らないが、魚、乳製品、卵は摂るベジタリアン(ベジタリアンに含まれないこともある)

フルータリアン(果実食主義)

植物も含め、一切の殺生をしない、果物や種子をメインに摂る人々

宗教や倫理的な背景から、植物も含めて一切の殺生をしない、ヴィーガンよりも厳しい制限をするグループと言えます。彼らは収穫により、その植物の生命を奪うかどうかによって食べ物を選択します。

つまり、動物性食品はもちろんNGでさらに根菜や穀物類はNGです。そうすると、果実や種子が中心になります。

彼らの食事は医学的には健康を保つ為に必要な栄養素を満たせないと言われています。若き頃のスティーブ・ジョブズもごく短期間にこのフルータリアン的な食事をしていたことがあるそうですが、特にベジタリアンと同じくビタミンB12やカルシウム、タンパク質なども不足しやすいです。

ビーガンやベジタリアンのマクロビ(マクロビオティックダイエット)との違いは?

また、ベジタリアンとマクロビを混同する人もいますが、似て非なるものです。

マクロビの詳しい説明はここでは避けますが、マクロビにおいて動物性の食品はできる限り避けるべきものであり、実は完全に禁止をされているわけではありません

完全に避けた場合は、ベジタリアンの中では、ヴィーガンに近いスタイルになります。

ベジタリアンを始めとする様々な食スタイルの理由と背景

以前の投稿でも紹介しましたが、広義の意味でベジタリアンな食事をしている人たちは

  • 環境面での理由
  • 健康的な理由
  • 宗教的な理由
  • 倫理的な理由(動物愛護を含む)
  • 食の安全性的理由
  • スピリチュアル観点から
  • その他

というように、非常に 多様で幅広く一概に区分分けすることは不可能です。

例えば、仏教徒の精進料理は殺生をせず煩悩を避けるという理由から、動物性の食品や五葷(ごくん)と言われているニンニク、玉葱、葱などの刺激の強い食材を避けたメニューになっています。彼らの事を、オリエンタル・ベジタリアンと呼ぶこともあります。

また、ベジタリアンの食生活の研究によく登場する、プロテスタント系のセブンスデー・アドベンチスト協会では、ベジタリアンな食生活を基本に、卵と乳製品は食べるラクト・オボ・ベジタリアンが多いそうです。

そして、江戸時代の日本ではペスクタリアン(ペスコ・ベジタリアン)に近い食生活の人が多かったそうで、これは畜産業が発達していない時代背景によるものです。

また、動物性食品を減らすような選択をされる方は、フレキシタリアン(またはセミ・ベジタリアン)などと呼ばれることもあります。

フレキシタリアンというようにラベリングするのも難しいことではありますが、完全なベジタリアンやビーガンの方だけはなく、そのような試みをされる方が増えるのは環境にとって好インパクトを与えるのではないかと言われています。

ビーガンやベジタリアンの割合

現在、欧米でベジタリアンと呼ばれている人は、大半がラクト・オボ・ベジタリアンであるとも言われています。

NPO法人アニマルライツセンターが調査したところ、ベジタリアンの中でのヴィーガンの割合は、日本やアメリカでは約半数、欧州では10%前後だそうです。

食のハラスメント問題も重要な課題

「肉食は悪だから今すぐやめろ」や「菜食は体に悪いから今すぐやめろ」など、押し付け行為はハラスメントにも繋がります。意外とこのような発言が信頼関係の築かれていない場所で行われていることもあります。

芸人さんはツッコミで頭を叩かれたり、あるいは責められたりする場合がありますが、それはコンビやチーム内での合意や信頼関係に基づいた上でやっているから成り立っているとも言えます。

バックグラウンドも知らない&信頼関係も築けていない人に同じことをされたら、それは悪意を感じたり、ハラスメントとも言える行為となるでしょう。

我々は個人で各々の選択する自由があり、決して干渉し合わないことが共存への第一歩ではないでしょうか。その人にとってのどのような関係性を持った「誰」が発言するのかも非常に重要な要素であり、心地よいコミュニケーションや信頼関係の構築には時間がかかるものです。

それぞれ体質や置かれている環境、そして信念や考え方は様々ですので、自分に合った食の選択をしていけば良いでしょう。

 

この記事ではさまざまなベジタリアンのスタイルとその背景をご紹介しました。

国際化や東京オリンピックも相まって、日本でも今後このように様々な食事スタイルを取る人が増えてきます。これらを知っていることは損ではないでしょう。

特に、宗教的な背景を知っておくことは重要です。ある方が悪者のように扱い避けているものでも、ある方にとっては神聖に重要な栄養源として取り扱われている可能性もあります。

違う考えを持っている人間同士でも同じ食卓を囲むことができたら、それは素晴らしことですよね。

 

ヴィーガニズムの特集記事はこちら

個人的な趣味で愛知県は特に名古屋に特化したダイバーシティグルメマップを作成してみました。このマップが誰かのお役に立てば幸いです。ご自由にシェア&埋め込みしていただけます。

こちらのマップには、ビーガン・ベジタリアン・ハラール対応などのレイヤーがあります。

 

 

それではまた次回のブログポストで。

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