【ビーガンのアスリート達】菜食で生み出される効果とその理由を探る

こんにちは、みほ(@natuluxe_jp)です。

菜食というと貧弱なイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、菜食を中心にしているアスリートも存在するということはご存知でしょうか?

今回は、ビーガンのアスリートや菜食の効果とその理由を掘り下げてみます。

ビーガンライフスタイルや菜食中心は体づくりに向かない?

ビーガンな食生活(つまり牛や豚や鶏の肉、魚、卵、乳製品を一切食べない)と聞くと、心配なのは健康への影響ではないでしょうか。

コリン・キャンベル氏の「チャイナスタディー/葬られた第二のマクガバン報告」や蒲原 聖可氏の「ときどきベジタリアン食のすすめ」、そしてその他のビーガン・ベジタリアンの食生活を解説する書籍でもしばしば栄養学の観点から菜食の健康に関する話題が取り上げられています。

体づくりといえばプロテイン(=肉のイメージ)があり、目的と菜食がマッチしないようにも思えますね。しかし、実際に菜食中心のアスリートの方達もいらっしゃるようなので、菜食中心でも高パフォーマンスができる理由などを探ってみましょう。

菜食におけるタンパク質についてはこちらの記事をご覧ください。

肉を食べずにタンパク質は十分摂取できるのか?ビーガン・ベジタリアン(菜食)でよくある疑問

アスリートとしてのパフォーマンスや残した彼らの功績が偉大なのであって、ヴィーガンだから偉大なのではありません。菜食中心だからと言って自己管理や栄養管理が適切にできなければ健康状態は悪くなってしまいますので、功績の裏には徹底された自己管理や適切な知識があると言えるでしょう。

人それぞれ体に合う食事は違いますが、彼らにとってはヴィーガンライフスタイルが高いパフォーマンスの後押しをしているのも事実だと言えそうです。

ヴィーガン/ベジタリアンダイエット(菜食)の消化効率とパフォーマンスの関係性

活躍するビジネスパーソンが毎日仕事に勤しむように、トップアスリートの生活は練習漬けです。長い時で1日3回、計8時間の練習を行います。ヴィーガンライフスタイルが競技の世界で有利な理由は消化効率と言えそうです。

パフォーマンスのカギは消化効率?

激しい練習を行うアスリートはエネルギーの消費が激しく、良質な栄養を食べ物から摂取することが欠かせません。しかし、練習までにそれを消化し終わる必要があるため、消化に良い食べ物の選択が不可欠となります。

確かに消化が終わっていない状態で激しい運動をした時に横腹が痛くなった経験があります。大人になって運動をしなくなった方でも、学生の頃などに食後に運動して横腹が痛くなった経験がある方は多いのではないでしょうか。

消化に必要な時間は食べ物によって大きく異なる

食材によって消化時間の違いは大きいようです。例えば果物や野菜は消化に必要な時間が短く、次に炭水化物、最も長いのはたんぱく質だと言われています。

ベジタリアンは消化に必要な時間が比較的短い食べ物の選択が多いですね。となると、より多くの練習をこなす為に植物性の食事を選択するアスリートが出て来るのも自然なことかもしれません。

消化が良いと言っても、よく噛んで食べる事は大事だそう。テニスプレイヤーのジョコビッチ選手も自らの書籍の中で食事の際はテレビを見たり会話をしたりすることはなく、よく噛んで食べることに集中していることを明らかにしています。

よく噛む事はベジタリアンである・ないに関わらず大切なことなんですね。

ヴィーガン/ベジタリアン(菜食)におけるカロリーと利用可能エネルギーについて

消化に関連してアスリートに欠かせない考え方は、食べたものの消化に要するエネルギーです。

私たちは食べ物に含まれるエネルギー量をカロリーで把握しますよね。そのカロリーは単純にはエネルギーとして利用することができません。

食べ物をよく噛んで唾液から消化酵素を絡め、喉や食道の運動で胃に送り込み、その先の十二指腸でも消化し、さらに小腸で吸収して初めてカロリーが使える状態になるのです。

体はこの消化吸収にもエネルギーを要します。食べ過ぎた後に眠気が来たりだるさが襲ってきたりするのは、消化吸収器官に血液を送り込み運動させることに体が集中したいからです。

ここで重要なのはその食べ物から得られるエネルギーの消化に要するエネルギーも考慮して考える事です。

つまり、プラス(食べること)とマイナス(消化吸収)で相殺して考える事です。前述の消化に掛かる時間のお話からも想像できますが、お肉は果物や野菜に比べて消化にエネルギーを要します。

例えばの話ですが、お肉を200カロリー食べたAさんよりも野菜や果物で200カロリー食べたBさんの方が、利用できるエネルギーは大きいと言えます。

ヴィーガン/ベジタリアン(菜食)の回復性

ベジタリアン的食生活における消化の優位性は尽きることがありません。激しい運動をするアスリートにとって「回復する」ことは欠かせません。

回復という行為の中心を形成するのは、睡眠です。良質な睡眠を摂るためには、ストレスとの関連を考える必要があります。

人間は体にストレスがかかるとコルチゾールというホルモンを分泌します。このコルチゾールのレベルが高いと良質な睡眠(デルタとも言われる深い睡眠)に達する事が難しくなります。

昨今のストレス社会のせいか、睡眠に関連する書籍ではこのコルチゾールを避ける為に、日光を浴びたり、運動をしたりするなどと、様々な方法が言及されています。

ストレスの原因回避がカギを握る?

ストレスは何によってもたらされるのでしょうか?

仕事のプレッシャーや人間関係だけでなく、アスリートであれば激しい運動によってももたらされます。強い紫外線や、例えば排気ガスなどの有害な物質を体内に取り込む事もストレスになります。

心配事がある時、激しい運動をして痛みがある時、海水浴で日焼けをしてしまった時など、よく寝られなかった経験があるのではないでしょうか。

もう一つ、忘れてはいけない要因があります。それは食べ物です。消化に負荷が掛かる食べ物を食べる事は体にストレスが掛かるのです。

ベジタリアンの食生活は繊維や酵素が多い食べ物が多いため、消化負荷が少ないと言われています。この為、ストレスが減り、良質な睡眠を取りやすい、つまり体が回復行為(乳酸の除去や、筋肉の修復など)に集中したい時に消化に邪魔されにくくなるとも言えそうです。

ヴィーガン/ベジタリアン(菜食)で多く摂取できるファイトケミカル

回復に関連し、抗酸化物質の存在も忘れてはいけません。

昨今、抗酸化物質を含んだ食べ物が注目を集めています。認知症やガンなどの生活習慣病の予防にも良いと言われています。

体は運動や仕事をしたりといった、エネルギーの使用やストレスへの対抗の結果、活性酸素という物質を生み出し、これが体を強く酸化させる原因になると言われています。酸の反対はアルカリで、人間の体はこのバランス(Phバランス)を整え中性であろうと常に調整をしています。

しかし、その調整がうまくいかないと疲労感を感じたり、病気になったりします。アスリートの体は強い運動によるストレスと大量のエネルギー利用の結果として酸化しやすいと言えます。

その為、抗酸化物質を多く摂ることにより体の回復機能(抗酸化)を助けることが必要なのです。

「抗酸化」とは何か?

抗酸化物質を多く含むのは、野菜や果物に多いです。これらはファイトケミカルとも呼ばれます。オレンジやパプリカなどの鮮やかな色を形成するのが、ファイトケミカルとも呼ばれ、体をアルカリ化する食べものと言われています。

また反対に体を酸化する食べ物の代表として、動物性の食品が挙げられます。牛乳を飲むとカルシウムが摂れる一方で、体が酸化することにより、体内に蓄積されたカルシウムを中和の為に利用し、結局カルシウムが摂れないというパラドックスを聞いた事がある人は多いのではないでしょうか。

この抗酸化という観点からも菜食中心の食生活はアスリートにメリットがあると言えそうです。

ヴィーガン・ベジタリアン(菜食)を実行しながら活躍したアスリート達

最後に、自らヴィーガンであることを公表しているアスリートを一部紹介します。彼らが成し遂げた功績と肉体を見ることでこのエントリーが読んでいただいている方の記憶に少しでも残れば幸いです。

スコット・ジュレク(Scotto Jurek):ウルトラマラソン(100kmを超えるマラソン)の伝説的なランナー。20代前半からヴィーガンに移行。3,540kmを走るアパラチアン・トレイルを走破。

出典:http://www.52-insights.com

グレッグ・ムアーマン(Greg Moormann):ボディビルダー。マスターズクラスで何度のも優勝している。交際していたヴィーガンの彼女から刺激を受け、動物性食品の病気との関連性を明らかにしたチャイナ・スタディなどを読み、ヴィーガンに移行。

出典:http://www.greatveganathletes.com/

リッチー・ロール(Rich Roll):トライアスリート。30代の最後に堕落した生活に終止符を打ち、ヴィーガンへの移行とともに、アイアンマンに挑戦、幾度の入賞を達成。ウルトラトライアスロン(アイアンマンの倍の距離)を走破。現在はヴィーガン的ライフスタイルを普及する活動を行う。

出典:http://inspiring-speaker.com/

 

この話はアスリートだけにメリットがあるのでしょうか。仕事で良い成果を残したい人や、ハツラツとした毎日を送りたい人のための一助にもなるかもしれませんね。

ただ、栄養バランスの管理はビーガンであっても、ノンビーガンであっても気をつけなければ健康を失うでしょう。

また、糖質制限が流行っていますが、合う合わないが当然あります。自分の体の様子を見ながら糖尿病などで食事制限がない方は最低限の炭水化物はたっぷりと取ってあげてください。炭水化物はエネルギーとして必須であり、ダイエットの敵ではありません。

 

多様な食文化が存在しますが、自分に合った食スタイルでベストパフォーマンスができたら良いですね。

 

ヴィーガニズムの特集記事はこちら

個人的な趣味で愛知県は特に名古屋に特化したダイバーシティグルメマップを作成してみました。このマップが誰かのお役に立てば幸いです。ご自由にシェア&埋め込みしていただけます。

こちらのマップには、ビーガン・ベジタリアン・ハラール対応などのレイヤーがあります。

 

 

それではまた次回のブログポストで。

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